Archive for the ‘好物’ Category

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デビュー

7月 29, 2010

息子は今年、吹奏楽団に入団した。

といっても、廃校ギリギリの小規模校で、吹奏楽団の歴史も浅く、まぁはっきり言ってしまえば大したことないのだが。

そして先日、新入団員の初舞台があった。

といっても、学校の夏祭りで、お客といえば小学生と保護者と近所のじいちゃんばあちゃんだけなのだが。

おいしそう

それでも、泣きそうになった。

手のひらサイズだった赤ん坊が、いっちょまえの顔してトランペット吹いてる!

ウチの子だけじゃなくて、保育園の頃から知ってるアノ子もコノ子も、演奏家みたいな顔して、クラリネットやトロンボーンを吹いてる!

みんな普段は自己主張ばっかりなのに、他の子と「合わせる」なんて高等技術を身につけたんだね!

去年まではこの吹奏楽団に見向きもしなかったけど、今年からはみんなの成長が楽しみだ。
上手下手で評価しちゃったら身もフタもないことになるからね。
この言葉を贈ろう。

「みんな、見違えたよ!」

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寂しかないか 燃料あるか

6月 16, 2010

ワールドカップより、はやぶさの帰還に涙しました。

とはいえ、帰還のニュースで「お?」となった似非ファンなのだが。

この動画で泣いたよー。

さだまさしの声を、字幕を読みながら脳内変換すると・・・あっという間に感情移入。
ロボットを人間扱いしてしまうのは、日本人のサガなんだろうか?
でも、研究者の方がこれだけ手塩にかけた機体、やっぱり「ただの機械」扱いはできないよ。

「こちらの指令以上の働きをしてくれた」
そんなこと有り得ないんだけど、そんなワケないんだけど、でもそうとしか表現の仕様がないというか、「頑張った」ね!って言いたくなる。

「最期に一目ふるさとの星を見せてあげたい」
いや、機械はそんなこと望んでないでしょ!
でもでも、はやぶさが最後の力を振り絞り反転して撮影した地球・・・郷愁にあふれてるよね。

泣ける!泣けるよ!

こんな我が国はある意味じゅうぶんにヘンタイなのかもしれないが、
そこがいいんだよ。と言いたい。

しつこいくらいの用心深さ。すげー。

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うたおうよ

2月 8, 2010

音痴だし
楽譜読めないし
リズム感ないし

音楽ができるってうらやましい。
ほら、こんなこともできる。

音楽の時間、先生が言った。
「合唱で大事なのは、他の人の声を聞くこと」
だったか
「合奏で大切なのは、他の人の音を聞くこと」
だったか。

こんなことができるのは、人間だからなのに。
今日もどこかで誰かが殺し殺される。
そんな愚行も、人間だからなのか。

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アチラとコチラの境界

1月 23, 2010

「アバター」観ました。
面白かった。ジェームズ・キャメロン凄いなー。
何が凄いってね、中途半端ではなく、完成品としての3Dを世に出したってところ。
「タイタニック」は好きじゃないけど、あれで儲けたお金があったからこその「アバター」なんだなぁ。
3Dに関しては賛否両論出ているみたいだが、IMAXデジタルシアターではとても綺麗だった。
3Dの再生には色々種類があるらしくて良く分からない。評価が低い方はどの方式で観たのかな。

ネットで既に散見する意見だが、この映画は映画史上のターニングポイントになるかもしれない。

「スターウォーズ」の冒頭で戦艦スターデストロイヤーの巨体が延々と頭上を通り過ぎるのを観たとき、
「ターミネーター2」でT-1000が流体に変化したとき、
「ジュラシックパーク」で最初にブラキオサウルスが登場したとき、
「トランスフォーマー」で初めてオプティマスがトランスフォームしたとき、
映画ってこんなに凄い!と興奮した。

映画史上どうなのかは知らないが、今まで私が始めて観たときにビックリした映画は上記の4本。
(「トランスフォーマー」は実写ロボを待ちわびていたごく少数の人にしか分かってもらえなそうだけど)

そして、「アバター」。
ストーリーは特に目新しくないと思う。
映像も、2Dで見たらフツウだったかもしれない。
でも、3Dで観ることによって「アバター」は全く別の映画になった。

昔の「飛び出す映画」ではない。
わざとらしく恐竜の牙が迫ってきたり、流れ星が突っ込んできたりするわけではない。
ただなんというか、リアルなのだ。

現実に存在しないものを映像化する技術は「スターウォーズ」から30年で驚くほど進歩した。
しかしどんなに完璧に作っても、スクリーンのアチラ側にある限りそれは虚構だ。ファンタジーはファンタジーであり、現実にはなりえない。

でも3Dで観る「アバター」は、物語だと頭では解っているのに、感覚が「そこに存在する」と認識してしまうようだ。アチラの世界が、コチラ側に流れ込んでくる。
そのためストーリーが多少凡庸であっても、いつも以上に感情移入してしまう。

そういえばアメリカで「3Dうつ」になった人が続出とか、台湾で鑑賞中の男性が死亡とか言う話が出ているけれど、人体に影響を及ぼしかねないほどの技術革新ってことなのか?確かに身体に良くはなさそうだ。
そして別の意味でもちょっと怖い。
今後3Dの優れた作品が次々と出てくれば、スクリーンのアチラとコチラの境界がどんどん曖昧になっていくのではないだろうか。
既にアニメやゲームで、現実と虚構の区別がつかない人が出ている。
いや、区別がつかないんじゃなくて、アチラの居心地が良くてコチラに戻って来られなくなっているのか。

アニメやゲームが悪いとは思わない。
良い作品が、健全な受け手に利用される分には何の問題もないだろう。
だけど人間、心が弱ることもある。
そんなときにアチラの世界がコチラを侵食してきたら、精神的な均衡を失うことは十分に考えられる。

映像技術の進歩は素晴らしい。
映画もアニメも大好きだ。
規制なんて真っ平ごめん。
だから、いつも健全な受け手でありたい。
リアルな虚構を、現実と区別してきちんと楽しめる観客でありたい。
現実逃避しても、ちゃんと戻ってこられる人でいたいな。

3Dだけではなく、「パフォーマンス・キャプチャー」の技術も実は凄い。
CGなのに、俳優の表情まで違和感のないレベルで再現できる。
特殊メイクを使わずに別の自分になれる、「アバター」のストーリーに最適な技術といえる。

そのCGメイク(?)のせいでエンドロールまで気付かなかったけど、
ヒロイン役はゾーイ・サルダナだった。
wikiの写真は可愛くない(失礼)が、この人ホントにスタイルが良くて格好いい!ムッチリ色気系ではなく、颯爽系で嫌味が無い。

「ドラムライン」でそのダンスに釘付けになった頃はまだメジャーな女優さんではなかったけれど、最近は「スタートレック」「アバター」といわゆる大作の出演が続いているので有名どころの仲間入りか?
(「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」ではそのスタイルが活かされていなかった orz)

主人公は「ターミネーター4」のサム・ワーシントン。
この人、体をいじられる役ばっか(笑)。あんまり特徴のない俳優さん。
それに比べて、悪役の大佐は強烈だった~。
ムキムキマッチョおじさん。つえーのなんの。

この映画で地球人がやってるのって、まるっきり米軍がベトナムやなんかでやってきたことを思い起こさせるんだけど、ジェームズ・キャメロンは反戦活動家だったっけ?どっちかというと武器マニアっぽいのにな。
それにしてもこれだけ露骨に侵略批判してる映画が大ヒットって、アメリカ人は懐が深いのか鈍感なのかどっちなんだ。

監督はインタビューで「ミヤザキの新作は必ず見ているよ。実は映画の最後に『もののけ姫』にオマージュをささげたシーンがあるんだ」と語ったらしいが・・・どのシーンだかわからない。

そんなこんなで、これから観る方にはIMAX3Dをお勧めする。
上映館数が少ないのが辛いけど。
それと、席は少し後ろの方がいいかもしれない。
顔を動かさなくても画面全体が視界に入る位置でないと、首が疲れたり目が疲れたりしそうなので。

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さびれの美学

11月 16, 2009

錆び?
それとも
寂び?

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好きなのは、金属だけじゃないんですよ

「褪せ」が好きなのかな。
金属も木も石も好きだけれど、ピカピカの新品よりも使い古されたモノや傷物の方が良かったりする。

自分がお古になってきたからなのか。

でも、これ見よがしのセピア色は逆に鼻につくかもしれない。
褪せてはいても現役!ってのが沁みる。

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大人になれない

8月 22, 2009

キリンが2頭。
キリンの造形物としてのバランスは、完璧だと思う。

小さい頃は本を読むのが好きだった。
今はほとんど読まない。
大人相手の小説やエッセイは、どうにも主張が強すぎる。
疲れてしまう。ムカつくことさえある。

内容も、恋愛とか友情とかは苦手。
現実で十分なのだから、わざわざ読む必要はない。
造られた人間関係は所詮まがいもの。

だから読むとしたら、「事実を書いたもの」か「突き抜けて現実離れしたもの」になり、どちらかというと日々の憂さ晴らしのために後者を選ぶことになる。

そして最近は、子どもの頃読んだ本に帰ることが多い。

その本を読んだ頃、私の未来はまだ白紙であった。
本を読むごとに、日常をその世界に染め替えることができた。
理想は健在で、欲はまだ育っていなかった。
子どもには子どもなりの悩みや痛みがあったけれど、未来があるということは何にも勝るクスリだった。

今更このような本に心惹かれてしまうのは、自分の未来に不安を感じているからだろう。
金がないとか、キャリアがないとか、そういう現実的な不安もあるが、何より「未来が目減りしている」ことが不安なのだろう。

いつかアレをしてみたい。

アレの候補はちっとも減らないのに、「いつか」の可能性は着実に減っている。年をとるとは、こういうことなのだな。
そう考えていることそのものがもう、年寄りじみている。

子どもの本を読んでも未来が増えるわけではないが、その世界にいつまでも未練があるとは、私は大人になれていないのだな、と思う。
それとも、大人になって「知りすぎてしまった」のかな。

ジブリの「おもひでポロポロ」をはじめて見た時、センチメンタルな主人公が好きになれなかった。
今でも好きではないけれど、共感はできる気がする。

息子に読み聞かせる本を探しに図書館へ行く。
そこには小学生の私がウロウロしている。
そんな感覚が、確かにある。
大人になりきれない自分が、子どもの自分と交差している。

さて、私の一番好きな本は今も昔も変わらず
ジュール・ヴェルヌの「神秘の島」。
知恵、勇気、思いやり・・・良い部分だけ集めればこれだけの可能性が人間にはあるんだよ、というお話。
主人公たちは、能力的にも人格的にもパーフェクト。
現実ではありえない。
そう、現実離れしているから安心して読める。
サイラス・スミスとお付き合いしたいとは思わず、彼のような大人になりたいと思っていた。なんと大それた望みだったことか。

「神秘の島」は息子にはまだ難しいので、今は「ドリトル先生アフリカゆき」を読んでいる。
ジョン・ドリトルは偉大な医者かもしれないけど、女性には人気ないだろうね。家事も育児も手伝わず、趣味に全財産つぎこんじゃうから。

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あ!この人!

8月 7, 2009

TVで「ナイトミュージアム」見始めたら、
あ!この人!
ディック・ヴァン・ダイクだ!

爺さん3人組のリーダーね。
前に観たときも、どっかで見たよなぁと思ってたんだけど。

「メリー・ポピンズ」のバート兄さんじゃないですか。
今まで気づかなくてごめんなさい。
歳をとってもやっぱり茶目っ気たっぷりなんだね。

メリーとバートの関係って、友達以上恋人未満ってやつなのか。
原作はどうだか忘れたけど。映画ではね。
お互いに好意は持っているけど、尊敬もし合っているけど、
適度に距離をとって近づきすぎない。
というか、近づいたり離れたりが絶妙なのかな。
さよならだって面と向かっては言わない。

どっちかというとバートがメリーに憧れているようで、
メリーもモチロン満更じゃないんだけど、
けっしてそれで縛ったりしない。

好きと嫌いだけしかない少女マンガよりも、
こうゆう関係のほうがよっぽど萌えるんだけどなぁ。

あぁついでに
「ナイトミュージアム」はグダグダ系だと思う。
CGもそれほどでもないし。
主人公は猿顔だし。
ロビン・ウィリアムス、好きじゃないんだよね。
でも「夜の博物館」って設定、それだけで「勝ち」。