
この国が好きなんだな
4月 3, 2011この国が好きか?
私たちの世代はこのような問いに慣れていない気がする。
「ニッポン!チャチャチャ」と叫びながら、「愛国」なんて言ったらひいちゃう。
私は「ニッポン!チャチャチャ」は嫌いなのだが、
年をとったせいなのか、震災のせいなのか、今すごく実感している。
私はこの国が好きだ。
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「はやぶさ」が帰ってきたとき、それを成し遂げた方々の技術力だけでないマンパワーに驚嘆した。
大小の工場からさまざまな得意分野を持ち寄って、それを結集しコントロールして偉業を成し遂げた。
幾多のアクシデントを、ねばり強さと用意周到さとチームワークで乗り切った。
彼らを育てたこの国の環境が嬉しかった。
だがその同じ国が、
企業と国の癒着、カネ至上主義の安全軽視、危機管理能力の欠如のフルコースをさらけ出している。
ガッカリだ。そして恥ずかしい。
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東北には縁が薄く、訪れたことも数回しかない。
それでも、津波に破壊された町並みを見て「原風景」を失った気がした。
海と山。港と田畑。漁業と農業と工業。
数字ではなく、モノで商売するひとたち。
個人的に被害を受けてはいないが、この国の一員として、国の足元を支える部分が大きなダメージを受けたことに、動揺している。
本当にやばい。なんとかしたい。で、何ができる?
政府や東電の対応には怒りと無力感を感じているけれど、
それと同じくらい、自分の役立たずっぷりが情けない。
30過ぎたいい大人が、国のために、子どものために、役に立てる技能の一つももっていないとは。
この国が好きだから、ここから逃げ出すことがベストになってしまうような結末は望んでいない。
そのために、私でもできることは、何だろう。